PAL参加の皆様へ
Patient Advocate Lounge

ようこそ!PALへ

 この度、2018年(平成30年)6月15日(金)~17日(日)の3日間、神戸国際展示場・会議場、ポートピアホテルにて第23回日本緩和医療学会学術大会を開催させて頂くにあたり、昨年に引き続き、患者アドボケイト・ラウンジを設置することといたしました。
 緩和医療・緩和ケアは、患者さんやご家族に伴走し、生命の危機に直面することに関連した苦痛や問題と向き合い・取り組むことをとおして、生きていくことを支援するケアです。わが国における緩和ケアの質の向上を図るために、日頃の疑問について話し合い、新たな知識や技術を獲得する学びの場として、学術大会が開催されます。第23回大会では、患者さんやご家族、ご遺族の方々にもご参加いただき、多様化した社会とその声を取り入れ、その葛藤を乗り越えていく対話の場として位置づけていきたいと思っています。

 メインテーマ; 「緩和ケアとEOLケアの質を見直す」 

 2018年は第3期がん対策推進基本計画が本格的に動き出す年です。緩和ケア研修会の要件も新たにみなおされ、心不全の緩和ケアも検討されています。本大会では、がんに留まらず、がん以外の疾患や施設の枠を越えた緩和ケアのあり方を検討したいと考えています。特に、がん以外の疾患においての緩和ケアのあり方や地域で緩和ケアを提供するために、全ての医療者が実践する緩和ケア(基本的緩和ケア)と緩和ケアの専門家がチームで提供する緩和ケア(専門的緩和ケア)がどのように協働するのがよいのかを検討するとともに、アドバンス・ケア・プランニングなどエンド・オブ・ライフケアにも焦点を当てます。参加者の方には、できるかぎり多くのプログラムに参加できるよう調整を進めております。
 この学術大会が緩和ケアを必要としているすべての方にとって意義ある機会となるよう、組織委員会一同、鋭意準備に取り組んでいます。
 皆様と2018年6月神戸でお目にかかれることを心から楽しみにしています。

第23回日本緩和医療学会学術大会
大会長 木澤義之
神戸大学医学部附属病院緩和支持治療科 特命教授

第23回日本緩和医療学会学術大会PALワーキンググループ

患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム)
募集要項
1. 募集期間
タイプA:2018.1.4 [THU] 10:00~ 2.14 [WED] 17:00 2.28 [WED] 17:00まで延長しました
タイプB:2018.1.4 [THU] 10:00~ 4.20 [ FRI ] 17:00
2. 開催概要
日時 2018年6月15日(金)~6月16日(土)
会場 神戸国際会議場、神戸国際展示場、ポートピアホテル
大会長  木澤 義之(神戸大学医学部附属病院 緩和支持治療科 特命教授)
テーマ 緩和ケアとEOLケアの質を見直す
~Quality Palliative and End of Life Care~
3. はじめに
日本緩和医療学会は、がんやその他の治癒困難な病気の全過程において、人々のQOL(生活の質)の向上を目指し、緩和医療を発展させるための学際的かつ学術的研究を促進し、その実践と教育を通して社会に貢献することを目的とする学術団体です。学術大会は、医療者などの学会員が研究の成果を発表し、議論する場であり、緩和医療の更なる向上を目的として開催される年次大会です。
2018年は第3期がん対策推進基本計画が本格的に動き出す年です。緩和ケア研修会の要件も新たにみなおされ、心不全の緩和ケアも検討されています。本大会では、がんに留まらず、がん以外の疾患や施設の枠を越えた緩和ケアのあり方を検討したいと考えています。特に、がん以外の疾患においての緩和ケアのあり方や地域で緩和ケアを提供するために、全ての医療者が実践する緩和ケア(基本的緩和ケア)と緩和ケアの専門家がチームで提供する緩和ケア(専門的緩和ケア)がどのように協働するのがよいのかを検討するとともに、アドバンス・ケア・プランニングなどエンド・オブ・ライフケアにも焦点を当てます。本学術大会では、患者さんやご家族、ご遺族の方々にもご参加いただき、多様化した社会とその声を取り入れ、その葛藤を乗り越えていく対話の場として位置づけていくことを目指し、昨年に引き続き患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム)を設置することとしました。
学術大会の内容は、医療者などの学会員を対象とした高度かつ専門的なものであり、研究段階のものも含まれます。また、緩和医療は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PALに参加いただく際には、緩和医療学会とその学術大会の意味をご理解いただくとともに、この募集要項をよく読んだ上でご参加いただきますよう、お願い申し上げます。
4. PALの目的
  1. 患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人が、内外の緩和医療に関する知識と最新の情報を得ていただくこと。
  2. 学術大会への参加で得られた知識や情報をもとに学術大会参加者との対話を深め、緩和医療の普及・啓発・向上と患者・家族・遺族を支援する活動に活かしていただくこと。
5. PALの概要
  1. 参加者は、第23回日本緩和医療学会学術大会(2018年6月15日~16日)に参加費3,000円で参加できます(15日、16日のいずれか1日の参加も可能です)。
  2. 参加者は、第23回日本緩和医療学会学術大会におけるセッションの聴講と、ポスター会場におけるポスターの閲覧ができます(企業等がスポンサーとなって開催されるセミナーや展示等を除く)。
  3.  参加者は、PALのプログラム集が配布されます。(医療者用プログラム集は、企業広告が掲載されているため、 原則として販売いたしません)
  4.  PAL参加者を対象としたランチョンセミナーにて軽食が提供されます。
(※)上記1~4に関連して、それぞれ注意事項がこの募集要項に記載されていますので、必ずお読みいただきますようお願いいたします。
6. 応募資格
  1. がんや緩和医療に関わる疾患の患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人であること。
  2. PALの目的を理解し、募集要項の内容と日本緩和医療学会からの指示を遵守すること。
  3. PALへの参加にあたり、PALポスター会場にてポスターの貼付(事前にポスターに関する抄録を提出することを含む)を行うこと(「タイプA」参加者のみ)。なお、演題登録時に「ポスターディスカッションに参加希望」を選択した場合は、ポスターディスカッションへの参加(ポスターパネルの前で3~5分の発表)が必須となります。また「口演発表に選ばれた場合、発表可能」を選択した場合は、PAL会場にて口演発表をご依頼させていただく場合があります。
  4. 学術大会期間中に、「PALオリエンテーション」「PALランチョンセミナー」「あらかじめ指定されたプログラムなど」に出席すること。
  5. PALへの参加後に、学術大会で得られた知識や情報をもとに、緩和医療の普及と啓発、緩和医療や患者・家族への支援を向上させるための活動を行い、そのフィードバックに関する書類を提出すること。
  6. 特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体の運営者または個人でないこと。
  7. 特定の政治団体、宗教団体を支持する団体の運営者または個人でないこと。
(※)上記応募資格をお守りいただけない場合は、選考後であっても参加取り消しや、次年度以降のPAL参加をお断りする場合がありますので、ご了承ください。
(※)医師・歯科医師・医療関係者・企業・メディカルスタッフ(看護師・薬剤師・放射線技師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士等の医師以外の医療従事者)でPALに応募される場合は、「がんや緩和医療に関わる疾患の患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人」としての立場での参加になります。PALに参加する場合、PAL募集要項に記載された内容に基づき、「企業等がスポンサーとなって開催されるセミナー」「展示場で企業等がスポンサーとなって展示されるブース」「一部指定されたプログラム」への参加や立ち入りが制限されるなど、PAL参加者のルールを遵守していただくことをご承知おきください。
7. PALの参加タイプと募集人員
  1. 「タイプA」参加者
    * 参加費:3,000円(15-16日の昼食費込み)
    * 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすとともに、PALポスター会場にてポスターセッション発表(事前にポスターに関する抄録を提出することを含む)を行うこと。口演発表に選ばれた場合は、PAL会場にて口演発表も行うこと。
    * 応募方法:下部にリンクしている申し込みフォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。活動歴や企画案を300文字以上500文字以内でご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。
    * 抄録募集カテゴリー:以下の8つからお選び下さい。
    緩和ケア 市民啓発 患者教育 ピアサポート
    就労支援 相談支援 医療情報の提供 臨床試験
    * 文字数:全角600文字以内でご作成ください。
    抄録提出用フォーマットは、オンライン事前参加登録システムからダウンロードし、ご記入の上、2/14(水)17時までに までお送り下さい。
    * PALポスターセッションの選考は、第23回日本緩和医療学会学術大会組織員会の査読委員により実施されます。2018年3月上旬を目途として、日本緩和医療学会事務局よりご連絡いたします。
    医師・歯科医師・医療関係者・企業・メディカルスタッフ(看護師・薬剤師・放射線技師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士等の医師以外の医療従事者)などの専門職の方で、その専門性を用いて支援を行っている場合には、PALではなく一般演題へお申込下さい。内容によっては、ご応募いただきましても一般演題での発表が相当と判断し、不採択となる場合があります。
  2. 「タイプB」参加者
    * 参加費:3,000円(15-16日の昼食費込み)
    * 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすこと(ポスターセッション発表は必要ありません)
    医師・歯科医師・医療関係者・企業・メディカルスタッフ(看護師・薬剤師・放射線技師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士等の医師以外の医療従事者)や心理士、介護士などの専門職の方でPAL枠で参加を希望された場合、選考を行った結果、一般参加が相当と判断し、PAL枠での参加をお断りする場合があります(一般参加でも、PALプログラムへは参加可能です)。また選考結果は5月中旬頃に通知する予定をしております。その時点では 事前参加申し込みが締め切られておりますことご了承くださいませ。
    * 応募方法:下部にリンクしている申し込みフォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。活動歴や企画案を300文字以上500文字以内でご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。
    * タイプBで参加される方の選考結果は5月中旬頃お知らせいたします。
  3. 募集人員
    「タイプA」「タイプB」合計で165名程度
8. PALへの参加にあたっての注意事項
    【遵 守 事 項】
  1. PAL参加者を対象として開催される「PALオリエンテーション」に必ず出席してください。「PALオリエンテーション」は、学術大会開催中に複数回行います。
  2. PAL参加者を対象として開催される「PALランチョンセミナー」について、学術大会に参加している日には、必ず出席してください。
    セミナーは、6月15日(金)、6月16日(土)のどちらも昼の時間帯です(テーマは調整中です)。
  3. PAL参加者は、学術大会におけるセッションを聴講できますが、以下の事項について遵守いただくことをご承知おきください。
    • 主催者や座長の許可がない限り、原則セッションでの発言や質問は禁止されています。
    • 企業等がスポンサーとなって開催されるランチョンセミナーには参加できません。
    • 企業等がスポンサーとなって展示されるブースには立ち入りできません。
    • セッションやプログラムの一部については、参加できないものがあります。「PALオリエンテーション」および学術集会当日の掲示等の指示に従ってください。
    • セッションやポスターについて、写真撮影や録画、録音は禁止されています。
    • SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等での発信を含め、参加者および学術大会関係者の個別の発表や発言について発信する場合には、学術大会の取材規定に従ってください。
    • その他、「PALオリエンテーション」および学術大会当日の掲示等の指示に従ってください。
    【留 意 点】
  1. PALは、緩和医療の普及と啓発、緩和医療や患者・家族への支援を向上させるための活動に活かしていただくことを目的としています。参加者個人が、自身や家族の治療のために特定の内容を学ぶことや、医療者に助言やセカンドオピニオンを求めることを目的としてはいないことをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
  2. 緩和医療は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PAL参加者が、自身の経験などと重ねあわせて考えることにより、精神的な負担を感じる可能性があることをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
  3. 緩和医療はその研究において、個々の患者さんの詳しい病状や経過、気持ちや背景などを対象とする場合があります。学術大会での発表にあたり、氏名などの個人情報は保護されていますが、個々の患者さんのプライバシーに関わる内容が含まれる可能性があります。学術大会で発表された個々の患者さんのプライバシーに関わる内容について、PAL参加者はその内容を公表しないようご注意ください。
(※)上記注意事項をお守りいただけない場合は、選考後であっても参加取り消しや、次年度以降のPAL参加をお断りする場合がありますので、ご了承ください。
9. 選考方法
  1. 選考委員会による選考が行われます。選考委員会メンバーは、第23回日本緩和医療学会学術大会組織委員会PALワーキンググループが指名します。
  2. 選考にあたっては、募集要項の「応募資格」を満たしていることを条件として、オンラインで登録された内容をもとに、選考を行います。
  3. オンラインで登録された内容や個人情報は、PAL参加選考及び日本緩和医療学会からの連絡にのみ使用いたします。
  4. 選考について、PALワーキンググループへのお問い合わせはご遠慮ください。
10. PALワーキンググループ メンバー
大会側代表:小川朝生(国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院)
患者側代表:天野慎介(グループ・ネクサス・ジャパン/全国がん患者団体連合会)
患者側担当:桜井なおみ(一般社団法人CSRプロジェクト)
患者側担当:野田真由美(NPO法人支えあう会「α」)
患者側担当:松本陽子(NPO法人 愛媛がんサポートおれんじの会)
大会側担当:渡邊清高(帝京大学医学部)
大会側担当:秋月伸哉(千葉県がんセンター 精神腫瘍科)
大会側担当:藤原由佳(神戸大学医学部附属病院)
11. 応募から採択後のプロセスについて
応募期間 タイプA
(ポスター発表あり)
1/4(木)10時~
2/14(水)17時まで
オンラインで参加登録をしてください。また提出用抄録フォーマットをダウンロード、記入の上、事務局( )まで提出してください。
※参加登録情報の修正は4/20まで可能です。(※1)
タイプB
(ポスター発表なし)
1/4(木)10時~
4/20(金)17時まで
オンラインで参加登録をしてください。
※参加登録情報の修正は4/20まで可能です。
選考結果通知 タイプA
(ポスター発表あり)
3月中旬頃 抄録の査読を2月中に行います。選考結果は3月中旬頃にお知らせします。
タイプB
(ポスター発表なし)
5月中旬頃 活動歴や企画案など申し込まれた内容を元に選考を行い、5月中旬頃に選考結果をお知らせします。
学術大会当日 2018年6月15日(金)、16日(土) 受付にて、参加費3000円と引き換えに参加証とネームホルダーをお渡しします。
参加にあたっての注意事項をよくお読みになって、大会にご参加ください。
(※1)住所等の登録内容の修正は4/20まで可能ですが、活動歴や企画案、順守項目などは2/14(水)17時時点の登録内容で選考・査読を行います。それ以降の上記項目の修正は受付けませんのでご了承ください。

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